□第1回海洋ロボコン競技ルール説明
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1)採点項目
(1) プレゼンテーション 20点
(2) 実機競技 80点
(3) 特別点 20点 合計:120点
2)プレゼン
プレゼンテーション点はスライドの構成、話し方、わかりやすさ、質疑応答、技術
内容、発表時間等にて採点します。PCによるプレゼンテーションとA4一枚(片面)
の配布資料にて出場ロボットの技術内容やオリジナリティをアピールしてください。
発表
・発表時間は5分です。
・発表終了1分前にベル1回、終了時にベル2回でお知らせします。
・発表チームが多いため時間厳守でお願いいたします。
・プロジェクターは使用可能です。パソコンはご持参ください。
質疑応答
・質疑応答は5分です。
・質問には簡潔にお答えください。
・質疑終了時にベル3回でお知らせいたします。
評価項目(審査委員8名の平均点)
・コンセプト 5点
・独創性 5点
・技術性 5点
・完成度 5点
3)実機競技
・全ての競技に関して、自然が相手となります。
・競技の順番も大きく得点に作用するので、競技順番はくじ引きによる抽選とします。
・競技時間内であれば何回でもチャレンジ可能です。
・持ち時間:20分 準備:5分 競技時間:10分 回収時間:5分です。
・1チームずつ順番に規定の時間内で競技を行ってください。
・スムーズな進行のため各チームは開始予定時間までにスタート準備を完了していてく
ださい。
・競技時間内のみ採点対象とします。
・海洋ロボットを海中に投入するのは2名の補助員が行います。
・ダイバーに緊急事態等を知らせるには鐘(主催側で準備)を鳴らして合図して下さい。
・1競技毎に審判員を3名計6名配置し、競技判定を行います。
2.大会会場概要
・開会式およびプレゼンテーション
日時:平成27年11月21日(土)
住所:〒900-0031 沖縄県那覇市若狭1丁目 那覇クルーズターミナル
那覇クルーズターミナル2F
・実機競技、表彰式、閉会式
日時:平成27年11月22日(日)
住所:〒900-0037 沖縄県那覇市辻3-10-12
波の上うみそら公園 波の上ビーチ
AUV部門
・重量50kg以下の自律型水中ロボットを対象とします。
・スタート地点までは、補助員(もしくはダイバー)が運搬設置します。また、スター
ト時の位置合わせ等で出場チームから1名操作しても構いませんが、その場合はウェッ
トスーツ等を着用することとします。
・図2に示したAUVスタートとブイ2が、スタート、ゴールとなります。
ロープ(紐)をAUVに取り付けてください。AUVを見失いための措置です。出場チーム
で準備お願いします。これは、義務ではなく依頼です。合わせて、暴走対策として細い
紐等を取り付けても構いません。
課題コースは、図3に示します。
白線矢印は、スタートからゴールまで直進した時のルートとなります。
スタート地点からゴールブイ(ブイ2)までは、約40mになり、スタート地点からランダ
ムな間隔で4個のブイ(ブイ4~7)を設置します。
ブイ1付近に到達:10点(審判員による確認)
ブイ3付近に到達:10点(審判員による確認)
ブイ2付近に到達:20点(審判員による確認)
航行方向変更(最高20点)
(例として、スタートからブイ7を目指して航行後、(どのタイミングでも良いが)次
にブイ5(あるいはブイ6)方向に向けて航行すれば方向変更1回と見なします。)
1回のみ:10点
2回以上:20点
通過ポイント(最高20点、各ポイント通過で加算)
ブイ7通過:5点(審判員による確認)
ブイ6通過:5点(審判員による確認)
ブイ5通過:5点(審判員による確認)
ブイ4通過:5点(審判員による確認)
浮上:10点(審判員による確認:一部区間航行した後なら認める)
海中50cm以上の深度での航行:10点(審判員による確認)
2)ペナルティによる減点
*ロボットに搭載のPCによる自律行動(有索):失格
(自律であっても通信ケーブル等つないだAUVがあるため)
ROV部門
1)コース及び必要事項
図4.参照。コース上にある緑色の線は、実際には設置していません。
ROVを操作する画面は、審査委員および審判員がモニタリングします。主催者
側で操作画面接続用としてVGA接続ケーブル(or HDMIケーブル)は用意します。
(VGAケーブル(or HDMIケーブル)とは、ノートPC等で外部モニタに接続表示させる
機器のことです。)
課題
目標物の通過は、目標物正面でホバリングまたはランディングし、操作画面に目標物
を表示させてください。審判員が確認時点で即座に競技者に知らせます。判断基準と
しては、各地点の目標物であると判断できることとします(操作画面の2割以上を目
標物が占有)。
(ブイ1付近の目標物:10点、ブイ2付近の目標物:10点、ブイ3付近の目標物:10点)
ブイ1、ブイ2付近の目標物は、海底から50cmのところに設置します。ブイ3の目標物
は、海底から約1mに設置します。
目標物1、2をホバリングして、図3に示した正面を撮影してください。目標物1、2
では、オペレータは「目標物発見」とアピールしてください。審判団が確認したら、
「次に進んで下さい」と宣言します。その後、オペレータは次の目標物を捜索してくだ
さい。ホバリング時間は測定しません。
目標物3では、5秒間目標物の前でホバリングしてください。ホバリング開始の際には
審判員に「ホバリング開始」とアピールしてください。そこから、時間測定に入りま
す。目標物の撮影は、図3に示した正面を撮影してください。5秒経過したら、審判団が
「競技終了」と宣言します。
注)ホバリング中に目標物がフレームアウトしたら、審判団が「競技終了」と宣言しま
す。
ホバリング時間が、5秒未満の際には、審判団が目標物を確認できていたら,通過点は
加算されます。5秒未満のホバリング時間は記録しません。
制限時間内であれば何回でもチャレンジ可能。(ただし,「競技終了」宣言後のチャレ
ンジはありません)
目標の撮影:30点(鮮明度)
ホバリング静止(5秒程度)
革新的なアイディア:20点
目標物は、大会当日に示します。
操作卓エリアのオペレータの横に審判長がいます。審判長はホバリング時間を計測しま
す。操作卓にはホバリング時間提示のための機器(ラップトップPCなど)を置きます。
競技時間内は操作卓エリア(操作卓回り2m以内)にはオペレータしか入れません。補
助人員は操作卓エリア外に待機してください。オペレータはロボット一台に付き最大2
名までとします。
2)装備
操作画面を審査委員ならびに審判員にリアルタイムで見せるため、HDMIあるいはVGA
端子から画面情報を出力できることとします(ポイント通過やホバリング時間の有無
を審判員が行うため)。
録画機能を有していることとします。審査委員に目標物の画像(or映像)をSDカードあ
るいはUSBメモリ等で提出できること(誤審防止と撮影の鮮明度判断のため)。録画機
能を有していない場合、誤審・審査に関する意義申し立ては認められないことがあり
ます。
図4に示しました、スタート-ブイ1間:約5m、ブイ1-ブイ2間:約5m、
ブイ2-ブイ3間:約5m、ブイ1-ブイ3間:約5mに配置します。これを
原則としますが、潮位の変動でスタート地点からブイ1間の距離は変わ
ります。
□採点表
1.AUV
採点項目 | 観点等 | 満点 | 採点 | 備考プレゼン | |
プレゼン | ・コンセプト 5点 | 20点 | 審査委員 | ||
・独創性 5点 | |||||
・技術性 5点 | |||||
・完成度 5点 | |||||
実機競技 | ・ブイ1到達:10点 | ブイ2到達で 最高点20 他は、10点 |
80点 | 審判員 | |
・ブイ2到達:20点 | |||||
・ブイ3到達:10点 | |||||
・ブイ4通過:5点 | 審判員 | ||||
・ブイ5通過:5点 | 審判員 | ||||
・ブイ6通過:5点 | 審判員 | ||||
・ブイ7通過:5点 | 審判員 | ||||
・方向変更1回:5点 | 2回以上で 最高点10 |
審判員 | |||
・方向変更2回以上 :10点 |
|||||
・浮上:10点 | 審判員 | ||||
・海中50cm以上の深度での航行:10点 | 審判員 | ||||
特別点 | ・着水作動・潜水可能・航行開始 ・観客を湧かす・面白い動き 総合的に判断 |
20点 | 審査委員 | ||
合計 | 120点 |
採点項目 | 観点等 | 満点 | 採点 | 備考 |
プレゼン | ・コンセプト 5点 | 20点 | 審査委員 | |
・独創性 5点 | ||||
・技術性 5点 | ||||
・完成度 5点 | ||||
実機競技 | ・制限時間内で全ての目標に到着:30点 ブイ1(10点)、 ブイ2(10点)ブイ3(10点) |
80点 | 審判員 | |
・ホバリング静止(5秒程度):10点 | 審判員 | |||
・目標の撮影(鮮明度):40点 ブイ1(10点)、ブイ2(10点)ブイ3(20点) ブイ1,2は画像、ブイ3は動画 |
審査委員 | |||
特別点 | ・着水作動・潜水可能・航行開始 ・観客を湧かす ・面白い動き 総合的に判断 |
20点 | 審査委員 | |
合計 | 120点 |
・今後に向けて
1)課題
AUV競技では、電磁誘導またはAM波によるルート認識デモンストレーションを大会終
了後に行う予定です。海中では、天候等により海水が濁り画像認識が有効な手段とは
ならない場合が発生するためなるべく環境変化による影響が少ないルールとするため
です。
氏 名 | 所属・職名 | 備考 |
安藤 安則 | 沖縄工業高等専門学校 校長 | |
宮城 隼夫 | 沖縄職業能力開発大学校 校長 | |
石井 和男 | 九州工業大学 生命体工学研究科 教授 | |
末岡 淳男 | 九州職業能力開発大学校 校長 | |
山本 郁夫 | 長崎大学 大学院工学研究科 教授 | |
屋 宏典 | 琉球大学 副学長・産学官連携推進機構長 | 審査委員長 |
阪 幸宏 | 広和株式会社 マリンシステム部 広川工場 取締役工場長 | |
内田 伸 | 株式会社沖縄富士通システムエンジニアリング代表取締役社長 |
氏 名 | 所属・職名 | 備考 | |
R O V |
武村 史朗 | 沖縄工業高等専門学校 機械システム工学科 准教授 | ROV審判長 |
琉大学生 | 2名 | ||
沖縄能開大学生 | 2名 | ||
A U V |
新貝 雅文 | 九州職業能力開発大学校 教授 | AUV審判長 |
琉大学生 | 2名 | ||
沖縄能開大学生 | 2名 |